先日、携帯電話の液晶画面の左上部が黒ずんでいることに気づきました。しばらく様子をみているとその黒ずみは日増しに液晶部全体へと広がっているように感じられました。そこでショップへと相談しに行きました。
いろいろと調べていただいた後のショップの方のご意見は「液晶部に圧がかかった為の破損」とのこと。どんな時に圧がかかってしまったのか、僕にはまったく身に憶えがなかったものの、ここらで気分転換をしたい気持ちもあったので、今回は修理という手を選ばず、思いきって機種変更を。
今度の機種はauの“W62SH”というモデル。以前より知人の持っているシャープ製の携帯電話のカメラで撮った写真が美しかったことが頭にあり、今回はそれにしてみたのです。今年に入ってからのブログの中の写真はそのほとんどを携帯電話で撮っているのですが、これで少しは綺麗になるかもしれないです。
新しい携帯電話を手に取り、いつものように左手の親指を二つ折りにされた携帯電話の隙間に入れ、画面を親指で押し上げながら開いた瞬間『あっ!これだ!』と僕は気づいたのです。液晶部に圧がかかった原因とその黒づみが左上部から始まった理由に・・・・。
前の機種はpanasonic製でした。そう、片手で楽々開くボタンを売りにしているメーカーのもの。つまり僕は売りとなっていたワンタッチボタン(確かに購入時には店員さんにも説明を受けた)を使わずにわざわざ面倒な開け方をし、挙句の果てには破損させていたのであります。な、何と愚かな・・・・。
それはまるで、評判のウドンが気になって足を運び、一時間並んでやっと入った店で、壁の「お品書き」を眺めながら何とはなしに“ざる蕎麦”を注文してしまい、後悔して目の前に運ばれた山盛りの蕎麦を黙って見つめているような気分。
さらに云うならば、気を取り直して「蕎麦なんだから勢い良く食べなきゃ。こちとら江戸っ子でぇい!」と思いきり啜ったら、やり過ぎて激しくむせてしまい、はずみで蕎麦が逆流し、鼻の穴から飛び出した麺が、まるでバカボンのパパの鼻の下の髭のように四本ばかりぶら下がり、その見事なまでに間抜けな顔を連れの女性にしっかり見られてしまったかのような、そんな哀しい心持ちになってしまいました。
人間、何を求めてそれを選んだのか、時にはその意味を考えながら行動することも大切なのであります。教訓。