It's my melodyいつか君の夢 かなえるために 今日を生きているよ 忘れないで
すべてのこと 今 思いのままに そして きっと明日のために

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vol.12「恋愛と音楽 Part2」 08:37
 最近、よく目に入ってくる風景です。そういえば写真、あまり撮っていませんね。ひたすらデモ作りの日々が続いてたもんで・・・・。ちょっと時間が出来たらカメラを持って何処かへ出掛けたいです。



 10月5日のブログでお伝えした新曲の最終デモが出来上がりました。いよいよ本チャン用のアレンジに取り掛かります。今後の予定は次の通り。

  〜 7日   アレンジ  歌録り
 8〜14日   ギター録音 マニュピレート
   15日   ミックス  マスタリング

 とりあえず今回は一曲分だけのレコーディング。カップリング曲に関しては11月後半に最終デモを上げて、12月前半にレコーディングし、中旬にCD化&発表の予定になっています。

 今週のポッド・キャスティングは今夜、日付が変わった頃に。まただらだらと喋ってしまいました。
| pod casting | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
「Ingrid Fuziko Hemming & Artis Quartet of Vienna」 23:42
 2006年10月29日、東京国際フォーラム(A-hall)にて行われた「イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテット」のコンサートを聴いてまいりました。

 フジコ・ヘミングさんの音楽について、僕は以前に少しだけ耳にしたことがあるというだけでじっくりと腰を落ち着けて聴くのは今回が初めてという状況でした。彼女の場合、その生い立ちや境遇といった話ばかりが社会では先行してしまいがちなようで、今日の会場にもクラシックの生のコンサート自体観るのは初めて、という方が多かったように見受けられました。そんな方々のマナーの無さを、困ったものだ、と云わんばかりに怪訝そうな表情で睨んでいる年配の方もいらっしゃいましたが、音楽以外の部分も含めてフジコ・ヘミングさんという存在に興味を持ち、その音楽の素晴らしさに感動し、やがて会場にまでわざわざ足を運んで下さったのですから、それはもう本当に凄いことです。音楽の仕事に携わる自分にとってはとても在り難いことでもあります。そういった意味でも音楽の世界に果たしている彼女の貢献度というものは非常に高く評価されるべきものがあると思います。

 プログラムはそうしたことも考慮されてということなのか、熱烈なクラシック・ファンで無くともどこかで耳にしたことがあるような楽曲が所々に用意され、とても親しみやすい構成になっていたと感じました。僕自身も曲名が分からないものもあり、当日配布されたプログラムのおかげで気に入った楽曲を確認出来たりもしました。

 コンサートの第一部は弦楽四重奏団“ウィーン・アルティス・カルテット”によるウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」から始まりました。初めて聴く演奏でしたが、非常にコンビネーションの良い、小気味良い程にまとまった演奏を聴かせてくれました。特に二重唱「あそこで手を取り合い」、終曲「あぁご主人様・・・後生です!これが悪人の最後だ!」は秀逸!

 彼らの洗練された演奏の後はいよいよ“イングリット・フジコ・ヘミング”の登場。前半はフレデリック・ショパンの曲を四つ。その後にフランツ・リストの曲五つを独奏しました。以前に彼女のプレイを聴いた時に抱いた印象よりもかなりソフトであった気がしました。それはこの日だけのことなのか、それとも彼女自身が変わったことなのか、それは分かりませんけれども・・・・。そんなことを感じられるのも生の楽しさのひとつです。

 僕が素敵だなと感じたのは二曲目の「ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64―2」、四曲目の「エチュード ヘ短調 遺作」、五曲目の「エチュード ハ短調“革命”作品10−12」。そして圧巻だったのが最後に演奏した「ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141−3」です。僕は彼女の奏でる音楽には、人間が生きることの気高さと愛を抱く人間の温かさ、というものを感じます。そういった意味で、僕にとっては、とても豊かな気持ちにさせてくれる心地よい音楽でした。

 休憩を挟んで第二部は“イングリット・フジコ・ヘミング”と“ウィーン・アルティス・カルテット”の協演によるショパンの「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」。個性の違う音楽性がひとつになった“融合”という、ジョイント・コンサートの醍醐味が存分に楽しめたとても良い演奏でした。アンコールにはブラームスの「ハンガリー舞曲」の中でも一番親しまれている「 第5番」。そして最後のヨハン・シュトラウスの「ラデッキー行進曲」では会場中で手拍子が鳴り始める程、緊張感というよりも温かさが溢れていたコンサートでございました。※でも会場にはいろんな方がおいでになっていらっしゃるから、今度はちょっとだけマナーも覚えておこうね。


イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテット
               /東京国際フォーラム(プログラムより)

     第1部 

 ウィーン・アルティス・カルテットによる

  歌劇「ドン・ジョバンニ」(弦楽四重奏版、1804年編曲より)
      序曲:アンダンテ・モルト・アレグロ
     二重唱:「あそこで手を取り合い」
     アリア:「みんな楽しく、お酒を飲んで」
     アリア:「我が心は、ただ君の幸祈り」
      終曲:「あぁご主人様・・・後生です!―これが悪人の最後だ!」

 イングリット・フジコ・ヘミングによる

  フレデリック・ショパン
     ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9―2
     ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64−2
     エチュード ヘ短調 遺作
     エチュード ハ短調「革命」作品10−12

  フランツ・リスト
     ため息(3つの演奏会用練習曲 S.144−3)
     いずこへ(シューベルト:歌曲トランスクリプション S.565−5)
     春の宵(シューマン:歌曲トランスクリプション S.568)
     パガニーニによる大練習曲 第6番「主題と変奏」S.140−6
     ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S141−3)

     第2部

 イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテットによる

  フレデリック・ショパン
     ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
        第1楽章:アレグロマエストーソ
        第2楽章:ロマンツェラルゲット
        第3楽章:ロイドヴィヴァーチェ
| live | comments(0) | trackbacks(1) | posted by 和栗卓也
瞑想 06:16
 ― 瞑想 ― それは僕が日々の中で一番大切にしている時間。
朝起きた後、眠りに就く前、悲しいことがあった時、心がざわつく時、物事に集中出来ない時、何も目に入らない時、浮き足立つ時、味わう時、誰かと心を重ねる時・・・・。一日の中において僕は幾度「瞑想」をしているのだろう。

 「瞑想」をするようになったのはいつ頃のことだろうか。きっかけは誰かの言葉だったのか、それとも自然に覚えたことなのか、あまりに昔のことだからもう思い出せないけれども、いづれにせよ、それを始めたのはかなり昔のことだということに間違いない。

 「瞑想」を始めてからというもの、僕にはいろんなことが見えるように、また感じられるようになった。最初の頃、いきなり視野が拡がったことによって大きな混乱を招いたこともあった。しかし「ある時期」を境にして僕の中の心象風景は一変した。この世界がそれまでのそれとはまったく違って見えてきたのだ。

 その「時期」とは僕が「自負」というものを捨てた瞬間。日常生活をしている中においても、音楽を紡いでいる時にも自分の力で達成させようと考えなくなった。というより、何かを達成するということは自分の力だけで成し遂げられることでもなく、またそこでは必ずしも自分がすべてを担う必要さえもない、と感じるようになったという方が近い。そこに関わる「協力者」はある時は「誰か」である場合もある(そんなことさえも実は表面的な、目に映り易い部分での話なのだが)。しかし多くの場合は「誰か」とか「何か」を含めた、自分を守る「存在そのもの」であったりする。そうした「守護の存在」に気づく時、僕は言い知れぬ安堵の感に包まれる。こうして語ると何やら大そうなことにも聞こえるかもしれないが、そこに至る術というものは実は意外にシンプルなことだったりする。(つまり「幸福」なんてものは実はとても単純なものなのでしょう)。その鍵こそが「瞑想」という行為の中にあった。少なくとも僕の場合はそうでした。

 僕は安堵の中に身を置きながら人生を歩むべく、日に幾度となく目を閉じ、そして思いを巡らせる。「瞑想」をしている時、僕は“真に宇宙は無限なのだ”と感じられる。そしてその「果てしない命」と自分自身とは不可分な関係にあるのだと気づく。やがては“万物はすべて繋がっている”とまで感じる。そこに「自分」という「存在」はたったひとつの「世界」のほんの一部であり、「世界」そのものが自分自身でもあるということも知るようになる。またそれを感じられるからこそ「自負」の心などが何より大切なことだなどとは思わなくなるとも云えるのです。

 「自負」を捨てようと努めること、またそうしたことを考えること自体がとても苦手だと云う人もいる。そんな人には「瞑想」から始めることをお奨めしたい。「瞑想」を続ける中で与えられる平安を心身に感じ、積み重ねてゆき、自然の流れの中で少しずつ変わってゆく自分を待つのも良い方法なのだと僕は思う。また「瞑想」はただ単に身体を癒すということにおいても大いなる効果を生み出すので、いつもお疲れ気味の方にはぜひお試し頂きたい。「瞑想」と「幸福」はとても近いところでリンクしている。
| spiritual | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
「東映フライヤーズ」 23:20
 北海道日本ハムファイターズが44年ぶりの優勝を飾りました。前回優勝した44年前は「東映フライヤーズ」というチームでして、本拠地は何と神宮球場(現在は東京ヤクルト・スワローズの本拠地)でございました。

 僕がプロ野球をちょくちょく観に行っていたのは1970年の頃。その当時、父親が毎日新聞に務めていた関係で「ロッテ・オリオンズ(ロッテという球団名の前には「毎日オリオンズ」「大毎オリオンズ」という時代があったのです)」の無料の内野席券だけは常に手に入る状況にありました。そしていつもいつもロッテの試合ばかりを観ているうちに、いつしか僕はロッテのファンに・・・・。

 その当時のパシフィック・リーグはロッテ・オリオンズ(現ロッテ・マリーンズ)、東映フライヤーズ(現北海道日本ハムファイターズ)、近鉄バッファローズ、阪急ブレーブス(現オリックス・バッファローズ)、西鉄ライオンズ(現西武ライオンズ)、南海ホークス(現ダイエー・ホークス)の6球団で構成されていました。中でもロッテの次に好きだったのは「東映フライヤーズ」というチーム。その頃の東映にはスター選手がたくさんいました。投手では土橋、金田、20勝を上げ新人賞に輝いた尾崎。野手では4年連続首位打者の張本(巨人)、本塁打王&打点王の大杉(ヤクルト)等がいましたからとても華やかでしたね。

 僕にとって忘れられないのは、当時のロッテのホームグランドであった東京球場で行われた1971年5月3日の試合。10連敗をしていた東映はその日も終盤まで6対2で負けていました。またあっさり負けてしまうのかと思われた9回最後の攻撃。東映はロッテの選手のエラーを足がかりに6対6の同点に追いついたのです。そして延長に入った10回表、大きなドラマが待っていました。ツーアウトから作道丞が逆転の満塁ホームランを放つと、続く大下剛史、大橋穣、張本勲、大杉勝男がすべてフェンス超えの打球をかっ飛ばしてしまったのです。結局、「五者連続ホームラン」という、いまだ破られていない日本新記録達成の瞬間を僕は目撃したのでした。ロッテ・ファンにとってはものすごーい衝撃・・・・。あの時、もうちょっとで東映のファンになってしまうところでしたよ。それは、彼女の隣にいながら、すれ違ったグラマラスなバディの女性に心を持っていかれそうになる瞬間みたいな感じでしたね。

 その後、東映は1972年から「日拓ホームフライヤーズ」、1974年から「日本ハムファイターズ」に。そして2004年から本拠地を東京ドームから北海道の札幌ドームに移すと共にチーム名も「北海道日本ハム・ファイターズ」となりました。

 今日の試合では優勝が決まった後に選手同士が延々と抱擁し合うシーンがあり、強く印象に残りました。その様子をじっと観ているうちに僕はまたこのチームに心を持っていかれそうになっていました。まぁ特にご贔屓球団のない今だから全然良いんだけどね。来シーズンは久しぶりに球場へ足を運んでみようかな。
| sports | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
vol.11「恋愛と音楽 Part1」 23:47
 昨日、今日と東京は急な冷え込みで、納戸から慌ててハロゲン・ヒーターを引っ張り出しました。レコーディング前なので風邪だけは気をつけないとね。

 今回のポッド・キャスティングは僕がギターを弾き始めた頃の話。やっぱり恋のパワーは凄いのですよ。
| pod casting | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
「全米トップ40」 23:47
 深夜放送を聴きまくっていた小学六年生の頃の僕には他にも嵌っていたラジオ番組がありました。それは「全米トップ40」という番組。初めて聴いたのは、1972年10月14日のことでした。「ラジオ関東(現在の“ラジオ日本”)」で、その記念すべき第一回目の放送が22時から始まったのです。ナビゲーターは作詞家で音楽評論家でもあった湯川れい子さん。アメリカ側のナビゲーターはケイシー・ケイスンでした。

 実はこの番組、アメリカの音楽専門紙“radio & records”のヒット・チャート上位40曲の全曲全コーラスを3時間に亘ってオンエアーするという「AMERICAN TOP40」の日本語版なのです。オリジナルの英語版は在日米軍向けのラジオ局「FEN(=Far East Network、現在の“AFN”)」で放送されていました。英米のポップスが大好きだった当時の僕は、昼に“FEN”で英語版を聴いた後、夜に“ラジ関”で聴きすというのが毎週土曜日のお楽しみでした。

 下記は日本語版「全米トップ40」1972年10月14日の思い出のランキング。

1 Ben/Michael Jackson
2 Use Me/Bill Withers
3 Everybody Plays a Fool/The Main Ingredient
4 Burning Love/Elvis Presley
5 Go All the Way/Raspberries
6 Baby Don't Get Hooked on Me/Mac Davis
7 My Ding-a-Ling/Chuck Berry
8 Nights in White Satin/Moody Blues
9 Back Stabbers/O'Jays
10 Popcorn/Hot Butter
11 Play Me/Neil Diamond
12 Garden Party/Rick Nelson
13 You Wear It Well/Rod Stewart
14 Speak to the Sky/Rick Spingfield
15 Tightrope/Leon Russell
16 Why/Donny Osmond
17 Freddie's Dead/Curtis Mayfield
18 Good Time Charlie's Got the Blues/Danny O'Keefe
19 Get on the Good Foot(part 1)/James Brown
20 City of New Orleans/Arlo Guthrie
21 Black and White/Three Dog Night
22 Listen to the Music/Doobie Brothers
23 Saturday in the Park/Chicago
24 Don't Ever Be Lonely/Cornelius Brothers & Sister Rose
25 Starting All Over Again/Mel & Tim
26 I can See Clearly Now/Johnny Nash
27 Witchy Woman/Eagles
28 If I could Reach You/The 5th Dimension
29 Thunder and Lightning/Chi Coltrane
30 I Believe in Music/Gallery
31 Midnight Rider/Joe Cocker
32 I'll Be Around/Spinners
33 Lovin' You Just Crossed My Mind/Sam Neely
34 Beautiful Sunday/Daniel Boone
35 I'd Love You to Want Me/Lobo
36 I Am Woman/Helen Reddy
37 Geronimo's Cadilac/Michael Murphey
38 Rock Me Baby/David Cassidy
39 Spaceman/Nilsson
40 Don't Do It/The Band

 第1位はマイケル・ジャクソンの「ベンのテーマ」。少し前に日本のTVドラマの主題歌としても使われていた曲です。当時のマイケルはとても可愛かった。この週の曲の中で僕が大好きだった曲に色を付けてみました。中でも第5位の「ゴー・オール・ザ・ウェイ」を演奏していたエリック・カルメン率いるラズベリーズは当時の僕の大のお気に入りバンドでした。他にも第8位ムーディ・ブルース「サテンの夜」、第15位レオン・ラッセル「タイトロープ」、第22位ドゥービー・ブラザース「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」、第23位シカゴ「サタデー・イン・ザ・パーク」、第27位イーグルス「魔女の囁き」、第35位ロボ「片思いと僕」などなど名曲揃いで、ランキングを眺めているだけで今でもわくわくしてきます。
| music | comments(1) | trackbacks(1) | posted by 和栗卓也
カレンダー 17:56
 気分転換も含めて今日は来年用の美しいカレンダーを買ってまいりました。タイトルは「インプレッション・オブ・ジャパン」。ドイツでは人気の女流カメラマン、ウルリケ・シュナイダーさんという方が撮影したとのこと。

 リビングの白い壁に掛ける写真付きカレンダーは、家で過ごす時間の多い僕にとってはとても大切なアイテム。だから毎年この時期には充分に吟味をして選ぶわけです。来年への希望を込めて。

 気に入ったカレンダーが見つかったことでウキウキした気分で家に帰った僕は、今壁に掛けられているカレンダーを何気に確認してみました。すると、あらビックリ!そこにも「インプレッション・オブ・ジャパン」の文字が・・・・。なんだぁ、同じジャン・・・・(レノ)。そしてドンマイケル♪

 「好きなものは意識しなくても選んでる」。今日の格言でございました。すべては必然っすね。その格言、どんな場面で生かせるのかって?それはご勝手にお考え下さいまし。

 因みに去年は「葉祥明」のカレンダー、一昨年は「黒井健」のでした。やっぱりひと月で一枚というレイアウトが新鮮さが保てて僕には良い感じです。
| diary | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
深夜放送 10:11
 今でこそ完全な“朝型”人間の僕ですが、その昔は朝方近くまで起きていて陽の訪れと共に就寝する、そんな“ドラキュラ型”の生活をずっと続けておりました。そんな生活に
なったきっかけは、ホット・ブラッドというバンドの「ソウル・ドラキュラ」という曲を聴いてしまったからです・・・・というのはまったくのガセで、実は小学生の時に深夜放送が好きになってしまったから、というのがトリビア。僕が深夜放送を聴き始めた頃というのはまさに深夜放送の絶頂期で、ラジオこそが“ナウい”時代でもありました。東京で生まれ、今までの人生をずっと南関東エリアで過ごしてきた僕にとって深夜放送はニッポン放送の「オールナイトニッポン」、文化放送の「セイヤング」、TBSラジオの「パックインミュージック」。それぞれにお気に入りのパーソナリティがいたので、ほぼ毎日聴いておりました。

 深夜放送のパーソナリティには大きく分けて三種類のタイプがあって、そのひとつはタレント系、アーティスト系パーソナリティ。その中では「パックインミュージック」の野沢那智さん&白石冬美さんの“御題拝借”が好きでした。毎週決められた御題に対して番組に寄せられる聴取者のお手紙を読むという内容だったんだけど、やたらと面白かったです。素人さんでこんな文章を書く人がいるんだ〜と感心ばかりしていた記憶があります。
他には「セイヤング」のアリスの谷村新二さん、落合恵子さん、グレープのさだまさしさんもよく聴いていましたね。中でも谷村さんのソフトな声は絶品でした。

 二つ目のタイプは、いわゆる音楽評論家さんがパーソナリティを務めていた番組。福田一郎さん、八木誠さんたちが担当していた放送はいろんな情報や様々な音楽の楽しみ方を知ることが出来ていつも新鮮でした。同じ理由で「オールナイトニッポン」の糸居五郎さんもいわゆる“クール”でとってもイカしてた。「いつかこんなジジイになりたい」と本気で思ったものです。

 そういえば「イカしてる」って言葉、誰も使わなくなっちゃったよね?今の子に「その人、イカしてるんだよ」って云ったら「イカ」の仮装しながら歌ってる人とかイメージしちゃうのかな?本当にそんな人がいたら「イカス☆マン」とか名乗ってデビューしたりしてとか・・・・(「ikasuman」確かそんな曲を歌ってたバンドもいたが)。きっと「イカス☆マン」は色白だろうからブルーアイズソウル系の音楽をやるんだろうな・・・・。(※ただのいつもの妄想であります)ちなみに僕は「イカ墨饅」が好きですよ(ちなむな、この先ガケあり危険!)

 三つ目のタイプは本職とも云える局アナパーソナリティ。“奥様お嬢様が泣いて喜ぶ高崎一郎”のキャッチフレーズで有名な「オールナイトニッポン」高崎一郎さんや型破りなトークで人気を博した「セイヤング」のみのもんたさん、土居まさるさんもお気に入りでした。「パックインミュージック」では小島一慶さん、宮内鎮雄さん、林 美雄さん。特に林 美雄さんの「苦労おーかるローカルニュース」のコーナーがとても楽しみでした。この頃は本当に個性派のパーソナリティが局アナにも多かったです。実際、そのほとんどの方がフリーとなり成功を収めていることでも分かりますよね。また余談ではありますが、高崎一郎さんに至ってはプロデューサーとしても長けていたようで
、彼の進言を受け取るような形で当時のニッポン放送の社長が音楽産業に乗り出すことを決断し、その後のフジパシフィック音楽出版、ポニーキャニオンに至っているという話を聞いたことがあります。それに今の通販の「ディノス」も高崎さんの「リビング4」からの延長なのかなと思えるし。

 てな、てな、てなわけで、深夜放送は僕にとって少年期の大きな思い出のひとつであり、またそこから僕はたくさんの刺激を受けました。一時期はストレートに深夜放送のパーソナリティになりたいと考えていた時期もあり、そんなこんなで今ポッドキャスティングなるものをやってる気がしています。

 ところで、ホット・ブラッドの「ソウル・ドラキュラ」って良かったよね〜♪(だからさっきから誰に話しかけてんだっちゅうに!)その後、「ソウル・フランケンシュタイン」っていう曲もあったのも知ってる?(誰に喋っとるんやっと聞いとるに!)
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「ジョゼと虎と魚たち」 23:27
 二、三日前に岡山の放送局に務めている友人から「お奨めの邦画を教えて」という内容のメールをもらいました(もちろん、それだけのメールじゃないけどね)。で、すぐに思い浮かんだのが、この「ジョゼと虎と魚たち」という作品。

 主演の妻夫木聡さんは偽善的なことはしたくない、自分に正直に生きてゆくことを大切にしている大学生。そんな彼が就職活動の季節にひょんなことから身体面、また精神面で不自由さを持っている女の子と知り合い、関わりを持つようになる。女の子は彼の人間的な温かさに少しずつ心を開くようになるのだが、長い年月の間に屈折してしまった彼女の心がそうは簡単に変わるものでもなかった。やがて彼は自分がどんな気持ちで彼女と一緒にいたいと思っているのか、自分自身の思いというものに疑問を持つようになる。自分の心に正直に生きようとしている彼の心の中に自分自身が一番嫌っているはずの「偽善」という影がちらつき始めていた・・・・。

 ラストシーンで僕は、スクリーンの中の主人公の姿にではなく、自分自身の心の弱さを心底感じながら、またそれを乗り越える時の一瞬の切なさを思い出しながら止まらない涙を必死に拭っていました。もし正直な自分と出会ってみたい、自分の心の嘘と真実にちゃんと向き合ってみたいと感じたなら、ぜひ観てほしい映画です。
| cinema | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
「のだめカンタービレ」 23:13
 ちょっと前まではクール毎に2〜3本のTVドラマを観ていたけれど、最近はめっきりご無沙汰。けれどこのクールでは僕のお気に入りのコミックス「のだめカンタービレ」の実写版ドラマがあるということを知り、その第一話を観てみました。なるほど“テレビ化”ではなく“実写版”だという意味も納得です。もしかしたらキャスティングもとっても良いんじゃないでしょうか。何気に竹中直人さんのちょいファンだったりするので、それだけで僕は結構楽しみなのであります。主演の玉木宏さんに関しては今まで僕が観たドラマの中で一番のはまり役って感じ。脇役陣もイメージ狂わしてはいないし・・・・というよりはかなり個性的でかなり面白い!

 てなわけで、このクールはこのドラマと「僕の歩く道」というところでしょうか。で「嫌われ松子の一生」ってゆうのはどうなの?

 今日は久しぶりに「オーラの泉」でも観てみます。作詞がちょっと進んでつかの間の開放感を味わっている夜でございました。
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