感情移入が強く起こると誰でも表面上に変化が起こってきます。例えば、顔の表情などにおいては顕著ですね。しかし普段は「またここはこうでいなければ」ということが優先され、素のままに感情を表に出す、というか、出せる場面というのは意外と少ないものです。そうしたことが社会との協調性という部分だったり、またそれは処世術であったりもします。
僕は、よく人から『怒ることなんてなさそうな穏やかな人』などと云われます。確かに他人に対して感情を剥き出しにして怒ったりすることは、今までの人生の中で数えるほどしかありませんでした。それは僕が相手や自分自身の心の中につまらぬ波風を立たせることが好きではないからです。そしてそうしたことが人の判断を誤らせてしまったり、あらぬ方向へと人を向けてしまったりするということも知っているからということあります。でも怒ることで問題が解決するとわかっていれば、喜んでいくらでも怒りますけど。
怒らないからといって心の中が常に平和なのかと云えばそういうわけではありません。僕が怒った時はかなり恐ろしい、という話をされたこともあります。自分でもそうなんじゃないかなとは気づいています。だから暴発してしまわぬように時には何かでちゃんと発散していないといけません
「怒りを感じたらボクシング」と云う人がいます。それもいいかもとは思いますが、僕ならばハード・ロック系のバンドをやりたいですね。僕は昔ドラムをやっていたので、バンド活動では身体的にもかなり発散出来ました。バンドというのは実に面白いもので、最初は他人とのいざこざなどで超不機嫌な気分で始めた演奏が、他人との一瞬の調和が生み出した美しい音に魅かれて、つい気持ちを合わせることに一生懸命になってひたすら音だけを追っていたりする。そしていつの間にか、「人間大好き」なんて気持ちに変わっていたりするのです。まぁ単純と云えばそうなのですが、音楽とはそんな力も持っているものなのです。
その昔、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースの三人から成る「クリーム」というロック・バンドがありました。その演奏は音楽ファンから「まるで楽器で戦争をしているみたいだ」と云われる程、各々が物凄い自己主張をしていました。確かに時にはバラバラに聴こえるようなライブもあったのだけれど、実は信頼関係がないとあんな演奏は出来ないように僕には思えたものです。常に音が調和しているわけではないにしても気持ちは調和していたんじゃないかな。そんな「クリーム」というバンドは僕の中では一番「ロックらしさ」というものを感じてくれるバンドでした。
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TVの通販番組みたいですが、「エアギター」は本当に楽しいもんですよ〜。好きな音楽を聴きながら目を閉じて本気で「なりきる」わけです。僕も学生の時にはよくやったものです。でもそれはやろうと思って始めるのではなく、自然と身体や指が反応してるって感じなのです。バンドの中ではやはり「リードギターの役」が一番嵌ります。僕が陶酔するのは、「噛み締めるように渋いフレーズを弾くギタリスト」になった時です。ブルース・ギタリストなどは僕の心にぴったりです。ロック系なら「ジミー・ヘンドリックス」のエロさを真似たいとも思います。誰かに「エアギター占い」なんてやってもらいたいですね。
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でもちゃんと人数が集まったら本物のバンドをやってみてね。いくら何でもみんな揃って「エアバンド」なんてのはやめようね