実は、僕は大のお笑い好きでございます。高校生の頃から池袋演芸場や上野末広演芸場などにも足を運び、今の事務所に入った頃は、渋谷の「La.mama」にて「爆笑問題」「ザ・ジャドーズ」「バカルディ(現「さまぁーず」)」のコントなどを大いに楽しんでおりました。吉本系のお笑いに関しては漫才ブーム以降、よく観るようになって、スカパーの「ヨシモト・ファン・ダンゴ」は僕の好きなチャンネルのひとつです。
今回は初の「生よしもと」。時間の関係で「7じ9じ」を観ることにしたのですが、ホームページ上では「団体貸切公演」と書いているにも関わらず、「残席わずか」と表示されています。はてこれはどういうことかと考えてしまいましたが、きっとどこかの団体さんの余った席に座るということなのだろうと勝手に解釈し、それも一興という気持ちでチケットを購入することにしました。
JR新宿駅南口改札を抜けると右手にルミネ2の入口があり、「ルミネtheよしもと」はその7階にあります。到着したのは開演30分前。エレベーターが開くと目の前には黒い学ランと紺色のセーラー服の軍団が・・・・。そうなのです、「団体貸切公演」の対象とは修学旅行で上京した学生たちだったのです
そんなキャピキャピ軍団でごった返すロビーでしたが、僕はめげずに「まちゃまちゃ」と「レイザーラモンHG」にポーズを決めてもらい、ちゃっかり写真を撮らせて頂きました。お二人ともテレビで観るよりもずっとスリムな方で驚きました
会場に入ると一帯が子供たちの声で異様な雰囲気に・・・・。でも何だかちょっと懐かしい。それは体育館で行われる式典の前の騒がしさでした。一気のタイムスリップ。その間にいろんなことを思い出してしまいました
会場の明かりが落ち、いよいよ開演かと思われた時、突如前説の二人組みが登場。彼等は『本番が始まりますとカメラや携帯電話などによります撮影は出来なくなります。今日のステージで撮影出来るのはこの瞬間だけです』というセリフを連呼。空気を察知した僕はおもむろにバッグの中から愛用のデジカメを取り出し、思いきりフラッシュを焚いてみました。案の定、前説くんたちはすぐに反応しました。そして僕に向かって『先生!ありがとうございます!』。何とステージの上から観た僕は引率の先生に見えたらしい。僕の周囲に座っていた生徒は皆、『あんな先生いたっけ?』というような顔で僕を見ていました
よく飲み会などの席で「誰に似てるか」という話題になると僕は芸能人に似てるとは言われない。大抵は『中学の時の数学の先生に似てる〜』とか言われるのです。でもそれは僕が眼鏡を掛けてるからじゃないの?と僕は思っているのですが・・・・
ちなみに前説を努めたのは「ノースモーキング」。
本番は、一部がコント&漫才の「ネタ」で、二部が「新喜劇」といった構成。この日の一部の出演者は、バッドボーイズ、まちゃまちゃ、インパルス、POISON GIRL BAND、タカアンドトシ、ブラザース。それぞれに中学生の団体を意識したネタを披露。さすがプロという感じで思いきり笑いを取っていました。そんな中でもインパルスは相変わらずの風刺ネタを貫いていて、中学生にとってはちょういと難しかったかもしれないけど、それはそれでプロらしかったです
二部は僕が楽しみにしていた「新喜劇」。ホンコン、島田珠代、大山英雄などお馴染みの顔が揃っていて、内容も期待通りいつもと同じ「人情喜劇」。やはりこれが最高ですな。てなわけで「よしもと」を思いきり満喫し、ご満悦のひとときでした