It's my melodyいつか君の夢 かなえるために 今日を生きているよ 忘れないで
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お酒と私(日本酒編) 14:38
「バー」では「バーボン」や「カクテル」、「イタ飯屋」では「ワイン」、「韓国料理屋」では「マッコリ」と、僕のようにお店や料理に合わせて呑むお酒を変え、文化そのものを楽しむという人は結構多いのではないかと思います。また一緒に過ごす相手によってお店を決めるのも僕のお酒の楽しみ方のひとつです。



友人、知人と気取らず、気を使うことなく過ごしたい時の僕は「ダイニング・バー」「居酒屋」などをよく利用します。そういうお店で注文するお酒が「日本酒」です。最近は豊富な品揃えで迎えてくれるお店が多くなり、僕にとってはとても嬉しい限りです。今日はどのお酒を呑んでみようかな、とちょっとした冒険を毎回楽しんだりしています。

また酒屋さんなどでお店の人にいろいろと話を聞きながら、清水の舞台に飛び乗ったつもりで、いきなり一升瓶を買い込んでしまうというのもなかなかにスリリングで楽しいものです。僕がそういうことをするのは、お店の人の人柄というものに惹かれた時に多く起こることです。

日本酒の中で僕が好んでよく呑む銘柄は「十四代」「八海山」「天狗舞」「影虎」あたりです。それは外で呑む場合、まずそのお店に置いてなければ呑めないわけですから、よくお店に置かれている銘柄であるということもポイントになっているわけです。

お酒との出会いを与えてくれたのが友人であったということもあったりします。例えば「十四代」を教えてくれたのは、「ダンス☆マン」と共に活動をしている「ザ・バンド・マン」のギタリスト「ジャンプ・マン」でした。彼は日本酒をこよなく愛している人で、彼に日本酒のことを語らせるとあまりに嬉しそうに話すのでついついそれを呑んでみたいと思ってしまうのです。「十四代」というお酒も彼の熱烈な語りに魅了されて出会うことが出来たお酒のひとつです。

現在「the 5th season」で一緒に活動している「めぐメグ」が帰省した折に、郷里の土産物として彼女から頂いたのが「天狗舞」というお酒でした。最近では近所の酒屋でもよく目にするようになりましたが、10年前はなかなか手に入れにくい銘柄でした。



そうして知り合った酒というのは、それを呑む度に教えてくれた人のことや呑んだ時の出来事を一緒に思い出させてくれるものです。そうしたことも僕のお酒の楽しみのひとつだったりします。人それぞれいろんな楽しみ方があると思いますが、さて皆さんはどんな風に楽しんでいるのかな。
| gourmet | comments(1) | trackbacks(2) | posted by 和栗卓也
お酒と私(バーボン、カクテル編) 13:02
僕をリラックスさせてくれるもののひとつに「お酒」があります。美味しいお酒は僕を幸せな気分にさせてくれます。けれどどんな条件下でも美味しいお酒さえあればOKなタイプなのかと云えばそうではありません。一匙の愛情を感じる料理と和んだ雰囲気とやさしい友が必要です。女性に関しても美人ならば誰でもOKなのかと云えばそうではありません。愛情と雰囲気がなければね。それにどちらかと云うと僕の趣味は・・・・ゴホン、話が逸れてしまいましたたらーっ



以前、僕には一人でソウル・バーへ通っていた時期がありました。そうした時というのは、音楽がお酒以外の条件のすべてを補ってくれていました。当時よく行ったお店は六本木の「クリスティ」。僕はよくリクエストをし、やたらとアナログ盤を回させる客でした。最近のお店では「エッセンス」が超お奨め!雰囲気良いですぞ〜(身内がやってるからというわけじゃないからね)。昔のお店で思い出すのは六本木交差点近くの「ジェイル・バー」。ここもお気に入りでした(実はエッセンスのDJケサちゃんと僕はここで出会ったのだ)。
ソウル・バーではもっぱらバーボンばかりを注文しています。呑み方は基本的にロックですが、ゆっくり楽しみたい時はストレート。好きな銘柄は「エヴァン・ウィリアムズ」「ブッカーズ」。でも大好きな「エヴァン・ウィリアムズ23年」は非常に高いお酒なので滅多なことでは呑めましぇんポロリ



落ち着いて話をしたり、静かなム−ドが必要だな感じる時はそれなりのバーへ行きます。そんな場所ではカクテルを注文することもあります。僕は「ギムレット」が大好きなので、そればかり注文してしまうのだけれど、ジンにも大きく分けると二種類あって、僕は重い「オランダ・ジン」よりも「タンカレー」や「ゴードン」などに代表される切れのある「イギリス・ジン」の方が好み。けれど付き合いで「場末のバー」へ連れて行かれることもあるわけで、そうした時はまずカウンター後方の棚をチラ見して、好みのジンなどが無いようであれば、取り敢えずは「コロナ・ビール」などを注文しておきます。ビールならば本当は「ドラフト」を注文したいと思うのですが、ちゃんとメンテナンスをしてないお店の「生」は目茶苦茶不味いので、無難な瓶入りのビールを頼むのです。

バーにもいろんな個性がありますから、その時の自分の求めるものによってお店を選ぶというのが好ましく思います。しかし初めて入る店ということになるとデータがないので戸惑うことがあります。店の外観から抱いたイメージと中の様子が大きく異なるケースです。まずドアを開けてみてあまりにも雰囲気に圧倒されるようであれば、店には入らず、あっさり他の店を探します。お店ともひとつの出会いですから縁のないお店というのもあったりするものです。



じっくり語り合いたいと思った時、僕は静かな雰囲気を持ったバーへ行きます。そんな時、カウンター席に座るか、ボックス席に座るか、稀に迷うことがあります。人には、目の前にいるバーテンダーを意識し過ぎるあまり自分らしさを会話の中に出せなくなる人と、そういったことはお構いなしに常に環境に左右されること無く自分を出せる人と、バーテンダーという第三の存在を楽しめる人がいます。誰かと一緒の場合、僕はまずその人の性格で感じてから座る場所を考えてしまいます。でも自分から『カウンター席に座りたい』と言い出す人ならば大体心配する必要はなく、話も大いに弾みます。相手のことがよく分からない時はボックス席に座るか、他のジャンルのお店で過ごした方が良いと思います。なので、よく知らない人とはいきなりバーへ行くことはせず、取り敢えず誰もがリラックス出来るジャンルのお店へ行くのが良いと僕は思っています。

| gourmet | comments(3) | trackbacks(1) | posted by 和栗卓也
「六義園」 10:00
名勝「六義園」は桜の名所としても有名で、年に一度だけ夜間開放される「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」は大変素晴らしいと評判。中学生の頃、僕はこの近くに住んでおり、何度か足を運んだことがありましたが夜間には関しては未経験。今年はデジカメ片手に行って参りました。



昨年は六万五千人が訪れたとのこと。皆さんのお目当ては、樹齢五十年になる「しだれ桜」。残念ながら、鮮やかに捉えることが出来ませんでした。



黒松、赤松に関しても立派なものが多いのですが、ライトアップされた松は表情豊かで強い存在感を放っています。



1695年に造られたこの「六義園」は古今和歌集に描かれる和歌の世界を表現しているのだそうです。昼の長閑な様子とは違って、かなり幻想的。



当初、3月21日から29日までの予定でしたが、今年は桜の状態がまだ良好だということで4月6日までの期間延長が決定しました。お時間のある方はぜひ。一見の価値ありです。


| sightseeing | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
良い時間をもつ為に 07:30
僕が人生で何よりも大切に考えているのは「楽しむ」ということ。「楽しむ」とは僕の場合「存分に味わう」ということ。そしてその前段階における準備は僕にとってとても大切なことです。例えば、今から素晴らしいフルコースを堪能しようという時に、約束の時間までにテーブルに着けるならばぎりぎりでも良い、と息を切らせながらやって来る人はいないでしょう。また大切な友人と心の話を存分にしようという時に、後のスケジュールをきちきちにまで詰めることを良しとする人もいないでしょう。そんな状態で「良い時間」をもつことはとても困難なことです。少なくとも僕にはそう思えます。







“neighborhood”

僕の場合、その準備とは「良い呼吸をすること」という言葉に集約されます。つまり心を落ち着かせ、存分に味わえるような状態を作るということです。その為に事前に片付けられることは済ませておくということはひとつの重要なポイントだと考えます。環境作りは出来るだけ整えておきたいものです。

家にいる時の僕は「アロマオイル」「キャンドル」「入浴剤」「フットバス」「ハーブティー」、また時には「御香」を用いてリラックスした時間を楽しんでいます。もちろん「音楽」も大切なアイテムのひとつです。外にいる時は「マッサージ」「アルコール」といったものを用います。それらのものはもちろんそれ自体がとても味わい深く、また単純に楽しむということも出来るものではあるのですが、何よりリラックス状態への導入ということにおいて大変優れた効果を持っているのです。

しかしそうしたことにあまりに神経質になるが故に、自分の心や生活を乱してしまったり、大切な人間関係を壊してしまうようなことがあるなら、それはまさに愚の骨頂と云わざるを得ないでしょう。

人をリラックスさせてくれる存在とは、本来、特別に用意しなければならないものなのではなく、実は普段から自分の身近な所にたくさんあるものなのではないかと感じます。例えば、それは野に咲く花。そして鳥のさえずりや波の音など・・・・。それらはすべて「美しい音楽」であると云うことが出来るかもしれません。心を許せる友と過ごす時間もそのひとつだと思います。







“neighborhood”

こうして数え切れぬほどの「癒し」がこの世には溢れています。つまりそうしたものをいつも感じられる心を持ち続けていられるならば、わざわざ加工したものを用意する必要はないのです。しかし日常は必ずしも平穏なことばかりが起こっているわけでもありません。心や体調が乱れ、自分自身を見失いかけた時に本来の自分らしい姿に立ち返る助けをしてくれるのが、リラクゼーション・グッズと呼ばれる品々です。それらの素晴らしい効果を知り、自分の心の状態に合ったものを用いるならば、人は日々の中で「良い時間」を今以上に持つことが出来ることでしょう。
| reraxation | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
アルファー波テスト 13:40
世の中には様々なリラクゼイションの方法があります。今日から僕のリラクゼイションのことについて何回かに分けて書いてゆきたいと思いますが、まずは僕が以前に経験した出来事から。

今から10年程前のこと。昔から「癒し」ということに興味を持っていた僕は、パイオニアからアルファー波へと誘導する器械が発表されたと聞きつけ、どうしてもそれを体験したくなって、当時青山にあったデモンストレーション・ルームへと出掛けて行きました。このデモンストレーションが名も知らぬメーカーのものだったならば、何かの宗教の洗脳作戦かと警戒もしたでしょうが、一応は「天下のパイオニア」でしたから・・・・ね。それでも僕はロゴをじっと見て本物かどうか確認しましたよ。だってよく見かけるでしょ?「abib○s」みたいなやつ。

企業がそうしたことにお金をかけるのは、体験した人に購入してもらいたい、また体験した人に口コミ情報の発信源になってもらいたい、という目的があるからです。ですから商品の効果をちゃんと知ってもらうということは何よりも重要なことで、その為に詳細なデータを見せたりして納得させます。その時は体験する前と後の脳波の状態をグラフで表したものを被験者に提示するといった方法で効果をアピールしていました。







“my head phone”

被験前のデータを取った後、薄暗い部屋の中へ通された僕は、係員の説明に従い、アイマスクと赤く点滅する光源の付いたヘッドリングを装着し、ヘッドフォンから流れてくる「アルファー波へ導く音楽(いわゆるヒーリング・ミュージック)」というものを約30分程聴かされました。時間がくると再び係員が現れて部屋の外へ連れ出され、被験後の測定を済ませました。そしていよいよ係員による効果の発表・・・・。

『あなたの場合・・・・わたくし共の器械の効果が、残念ながらまったく現れませんでした・・・・。というか、あなたは被験前から既にアルファー波が出ちゃってます・・・・』

そう云われた瞬間、実は僕にはよく意味が解らなかったのだけれど、その言い方が何だか、舞台に現れたストリッパーが端から何も着てなかったみたいに思えてちょっと拍子抜けしました。または戦う前から『お前は既に死んでいる!』と云われたような感じというか・・・・。係員はがっかりしているというよりかは、ちょっと呆れていたみたいにも見えた気がしましたね。実際にグラフを見せてもらうとアルファー波の状態になったことを示すラインに沿ってほぼ真直ぐな波形が描かれていました。







“relax time”

しかし僕自身が常にアルファー波状態なのかと云えば、そうではないような気がします。僕はすぐ“その気”になりやすいので、「それを体験すればアルファー波になれる」と思った瞬間にそれを体験したのと同じ効果が出てしまったのだと思います。つまり器械がインチキでもアルファー波が出たことでしょう。いわゆる「偽薬」によるプラセボ効果が顕著なタイプ・・・・。催眠術とかかけられたら、僕は本気で木に登ってしまいそうだ。
| reraxation | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
04:54
「tasting time」の第23回の原稿を書き終えました。今回はバンドの話です。懐かしく思い出しながら書いていたら僕の頭の中では、まるで青春映画のようになっていて、カメラワークなど考えていたら、ふと気付くと絵コンテまで書いておりました。

エッセイにはいつも自分で撮影した写真を載せていますが、今回は花の写真です。実は僕は花が好きで、帰り道にはよく花屋さんに立ち寄ります。そしてたまに家に買って帰ることもあります。その多くは一輪挿しなのですが、たまに何種類かの花を一緒に買ってゆきます。



花は僕の心を和ませてくれます。希望を感じさせてくれます。勇気も与えてくれます。その香りもとても好きで、エッセンスとしてフットバスなどにも入れて楽しんでいたりもします。

またひとつの花が大切なことを思い出させてくれることもあります。今回の花たちも僕の思いと一緒に記憶に残しておきたいと感じ、自宅のリビングとバルコニーでふと撮ってみたものです。そして今回のエッセイの内容にもイメージが重なる部分があったので、ぜひ掲載して頂こうと考えたわけです。それは花たちのもつ香りや容姿が、僕の中の記憶とどこかでリンクしているからなのかもしれないですね。

| tasting time | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
王JAPAN 22:30
日本代表の優勝ということで幕を閉じた第一回「World baseball classic」。僕は野球のことを考えると、どうしても自分の少年時代のことを思い出してしまいます。その記憶の一部は「tasting time」の第20回「高速道路の橋」で書きましたが、今回書こうと思っているのは、自分が選手としてプレーしていた時のことではなく、あくまで野球ファンとして歩んできた中での思い出話です。







“heiwajima park”

僕の父は昔、大の巨人ファンでまだ10歳だった僕はそんな父とよくチャンネル争いをしました。特にドリフの「8時だよ!全員集合」と被った時などはそれはそれは大変な騒ぎにもなったりもしました。だからといって野球が嫌いだったかと云えばそうではなく、大河ドラマなどよりはずっと楽しいと思っていましたし、多分僕はことプロ野球については同級生などよりよっぽど詳しかったと思います。

ある日、父親に「巨人の試合の券が手に入ったから観に行こう」と誘われました。僕はまだ野球場に足を踏み入れたことがなかったから、まさに小躍りして喜んだのを覚えています。それは滅多に一緒に出掛けることがなかった父から誘われたということも大きかったのかもしれないです。







“warabi no sora”

昭和44年にパ・リーグ優勝を果たしたロッテ・オリオンズは翌年の春、メジャー・リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツを招いて親善試合を行いました。その時、前年の日本シリーズでロッテを破り、日本一に輝いた巨人も一試合だけ戦うことになったのでした。当時、日本シリーズ5連覇中だった巨人は紛れも無く日本の最強球団であり、その試合も「ジャイアンツ対ジャイアンツの対決」などと云われ、親善試合でありながら大きな注目を集めていました。その頃の巨人は、3番にファーストの王、4番にサードの長島が全盛期。加えて野手に土井、黒江、高田、柴田、国松、森、投手陣は堀内、高橋一三、城之内、渡辺と日本を代表する選手がずらりと並んでいました。

試合は一進一退の好ゲーム。終盤、長島のホームランで追いつき延長戦に持ち込んだ巨人が、その日自身二本目となる王のホームランによって劇的なサヨナラ勝ちを収めました。その日以来、引っ込み思案な性格だった僕は野球の熱狂的なファンとなり、白球を追いかけるようになってゆくわけです。

スポーツの素晴らしさは、その分かりやすさにもあると感じます。人の一生懸命な姿は、それが何処の国の選手であれ心を惹きつけますし、ドラマティックな試合展開には皆が興奮を覚えるはずです。素晴らしい試合が続いた今回のWBCではそれを一層強く感じました。







“Giants”

僕個人の思いの中では、少年時代のヒーローであった王選手が、日本代表となった選手たちを率いる監督として世界の頂点に立ったことが何より嬉しく思いました。何故なら王選手の残した868本の現役通算最多本塁打の世界記録は、実は本場アメリカにおいてはあまり評価されていないと前に聞いていたからです。それは日本の野球のレベルそのものが疑問視されていたということが根本にあったのです。そのことを疑う人はもういなくなったことでしょう。王さんの野球人生における苦労や努力はいろんな場面で語られてきました。頑張ってきた人が認められる瞬間を見るというのはとても嬉しいものです。そんなわけで大きな勇気をもらい悦び一杯の僕でした。ありがとう、王JAPAN!
| sports | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
六本木「ザ・バーガーイン」 09:10
僕が一番利用しているハンバーガー・ショップは「マック」。大阪へ行った時は「マクド」が一番でした。実は、僕はなかなかに順応性が高いのですよ。「マック」はリーズナブルなプライスであることと地元の駅前にも存在しているということが頻繁に利用していることの理由になっているのだけどね。では好みで言うと何処が好きなのかというのが今日の話題。








“aka-renga”

好きなハンバーガー・ショップということについて同じ事務所の「ジャンジャナールジンジェ」の藤沢秀樹くんと以前にじっくりと話し合ったことがありました。つまりこれぞまさしく「Meating(?)」でございますな。驚くべきことに僕等二人の意見は非常にマニアックなところで一致していました。そしてその結果、栄えある「あなたが選ぶ美味しいハンバーガー屋さん大賞」に輝いたのは六本木「ザ・バーガーイン」(全二票中二票獲得)というお店のハンバーガーでした。それはケチャップとマスタードで頂く、とってもシンプルな『これぞハンバーガー』ともいうべき一品(350円)です。パチパチパチ♪

お店の場所は六本木交差点から飯倉方面へちょい歩いた左側の角、ロアビルの斜め向かい。お店自体が思いきり「アメリカン・グラフィティ」していて、お店の前に複数台のハーレー・ダビットソンが停まっているのをよく見かけた。聞くところによるとハーレー好きが集まる店としてもその筋の方々の間ではつとに有名だったようです・・・・。だった、と書いたのは、実はこのお店、昨年の10月25日に閉店してしまっているのです。東京で初めてのバーガー・ショップとして六本木に開店したのが「1950年」だと言いますから、何と55年もの長きに亘って六本木の街をそのファンキーなカラーで彩ってきたというわけです。







“night rider”

僕がこのお店に通うようになったのは1987年頃から。その頃の僕は一ヶ月の内の25日以上を六本木で朝まで過ごしていましたから、この店のことを思い出すとその当時のことが走馬灯のように思い出されてしまうのです(って、実際の走馬灯はまともに見たこと無いけどね)。何事においてもそうした背景やエピソードというものは味わう側にとっては特別な思いというものを抱かせる重要な要素になるものです。藤沢くんにとってはどんな思い出があるかまでは訊きませんでしたが。

さてさて肝心なそのハンバーガーのお味はと言えば・・・・それは決して絶品というものではありません。じゃどれくらいの美味しさなのかと言えば・・・・それは、そういった類のものじゃなかった、というのが正しい説明かもしれません。つまり僕は『本場物ってこんな感じなんだね〜』などと勝手に思い込みながら、その店の持っていた「味」そのものを楽しんでいたのでしょう。僕はとてもムードに弱いのでこうしたことでよく的確な判断が出来なくなり、失敗をすることもしばしばあるのです。しかしその店の「キーマカレー」だけは実に美味しかったですよ!思いきりアメリカンな店内で食べるカレーライス・・・・。まぁ僕にとってはそのギャップが楽しかったというだけのことなのかもしれないけどさ。もうこうなってくるとただ純粋にその味覚だけの話とはまったく別次元のことになってる気もする。いわゆる『味のトワイライトゾーンや〜!』って感じ?いずれにせよ記憶とは非常に曖昧で、またとってもあったかいもんです。
| gourmet | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
言葉 13:21
時に言葉は人を傷つける。
たったひとつの言葉が人の心に波紋を立てる。
それは長きの間に亘って、その人を苦しめることがある。
そう思う時、語ることがとてつもなく恐ろしいことのように感じてしまう。

時に言葉は人を勇気付けたりもする。
愛ある言葉によって心が救われることがある。
そのことを誰よりも知っているつもりでいるからこそ
語ることの勇気と伝える努力だけはいつまでも忘れないでいたいと思う。

その時、僕が伝えたいこととは何だろうと考える。
ひとりでは抱えきれなくなった思いをただ受け止めて欲しいということなのか。
それとも誰かと理解し合い、そして愛し合いたいということなのか。

誰かのことを思いながら語ろうとするならば、
その人に受け止めてもらえるような言葉で伝えたいと思う。
誰かの言葉を受け止めようとするならば、
言葉にはならない部分も含めて、その人の柔らかな心そのものを感じ取りたいと思う。

愛のない言葉が人に真の安らぎや幸福を与えることはないだろう。
それは言葉を受け取る相手にとっても言葉を発する自分自身にとっても同じこと。
言葉を紡ぐ時の僕の心には温かな灯が点っているだろうか。
そんなことを常に問い掛けずとも済む自分になれたらと願う。







“ikebukuro west park”
| spiritual | comments(2) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
池袋「プレゴ・パケット」 22:50


お気に入りの店「プレゴ・パケット」は池袋西口の東京芸術劇場の裏手にある。癖の無いハウスワインは赤も白もとても飲みやすく、気取らずに過ごせるその雰囲気と手頃な価格はイタリアン・レストランというよりはイタリア居酒屋といった方が良いかもしれない。しかし出てくる料理はそれぞれが繊細でとてもやさしいものばかりだ。



この店の一番人気は何といっても「スペシャル・チーズ・リゾット」。内部を溶かした大きなパルメジャーノ・レジャーノの塊の中で練られ、皿に盛られるそれはフレッシュなチーズの香りが存分に味わえる一品。



そしてもしこの店に来ることがあれば、その時にはぜひともデザートも試して頂きたい。お薦めは自家製「パンナコッタ」。添えられたオレンジ・ソースの香りと生クリームの滑らかさが奏でるハーモニーは、イタリア映画で観た青い空を思い出させてくれる。

| gourmet | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
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