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最初の発表会 17:20
 「OFFICIAL SNS」の日記で「僕の楽器」というシリーズを書き始めました。その第1回目は「最初の楽器」というテーマ。このブログで2006年4月4日付けで書いた内容に今思い出したことなどを加えて改めて書きました。


 さて僕にとっての「最初の発表会」という話になると中学三年、14歳の頃まで遡ることになります。

 ある時の音楽の授業で4〜6人くらいでグループを組み、一ヵ月後に合奏の発表会を開くという課題が出ました。授業をサボってばかりの僕は肝心な班編成決定の日にも学校を欠席していて、どこの班にもスカウティングされることのなかった“あぶれ組”に入ることになってしまいました。いづれ劣らぬ“表現ベタ”ばかりの6人。そんな中で僕の他に音楽が好きな親友がいたので、二人で顔を突き合わせ、このグループで何が出来るか考えました。そして思い浮かんだのがビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」という曲。基本的に皆が習ったことのあるリコーダーの経験を出来るだけ活かせるものということからそうなったわけです。“あぶれ組”の中で提案をしてみると原曲にも入ってるリコーダーの音に一同安心感を覚えてくれたようであっさり決定。しかし大変だったのはそれからでした。

 親友には「編成をどうするのか」ということと、「どんな風にリコーダーを使うか」ということで随分と相談しました。結局、僕がアレンジを考える時間が一週間、親友が譜面を書く時間が一週間、そして全員での練習に二週間というスケジュールになりました。“表現ベタ”の中にはツッパった子や自閉的な傾向を持った子もいたのでちゃんと練習に参加してもらえるのかと心配をしていたのですが、いざ説得してみるとこちらが拍子抜けするほど快く承知してくれ、練習にも真面目に参加し、発表会までにちゃんと間に合うよう頑張ってくれました。普段、音楽に触れない子たちばかりだったから本当はさぞかし辛かったことと思います。

 発表会の当日は皆カチカチに緊張しながらも一生懸命に演奏。聴いていたクラスメイトや先生からは賞賛をもらい、見事に“優秀賞”を獲得。そして僕を本当に感動させたのは発表会が終わった後の“ツッパリくん”の『僕にやり遂げさせてくれてありがとう』という一言。そんな言葉を彼の口から聞けるなんて思いもしなかったから僕はとても驚きました。

 その学期の通知表の「音楽」での評価が高かったのは言うまでもありません。でもそんなことよりも嬉しかったのは心と力を合わせられると“あぶれ組”でもこんな素敵なことが出来ることを経験させてもらえたこと。

 今では当たり前のことのように編曲という作業をしている僕ですが、時には煮詰まることもあります。そんな時に僕の心の支えになっているのは、実はあの発表会の時のみんなの笑顔だったりするのです。
| column | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
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