It's my melodyいつか君の夢 かなえるために 今日を生きているよ 忘れないで
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お酒と私(出会い編) 09:25
『お酒は二十歳になってから』みたいなCMを観た記憶がありますが、僕は十歳になった頃からお酒を呑むことを許されていました。誰がそんなことを許したのかと云えば、それは家庭内における偉大なる大王であらせられまする僕の父君であります。父はアレキサンダー大王と同じくらい偉大な存在ですから、その決定というものは、日本国憲法と同じくらいに重いものなのであり、当然の如く、子供は遵守しなければならないのでありますポッ

父の考えは『酒を呑んで人様に迷惑をかけたり、酒を呑んだことを言い訳にしていい加減なことをする人間にだけはなってはいけない。だから社会に出る前から訓練をしておく必要がある』というものでした。父の悲しむ顔だけは見たくないと願う僕は嫌々ながらお酒を呑み続けました。例え、どんなに苦しくても父がお酒を呑む時は一緒に呑んだのです。基本的に当時の父は毎日呑んでいましたから、当然僕も毎日呑まなければなりませんでした。苦しくてオチョコを持つ手が震える時も僕に装着された「大ノンベエ養成ギブス」がアルコールを嫌がる僕の口へと無理やりに運ばせたのです・・・・。それはまったくの冗談ですニコニコ

では本当の話を書きましょう。
父の考えは『酒を呑んで人様に迷惑をかけたり、酒を呑んだことを言い訳にしていい加減なことをする人間にだけはなってはいけない』というものでした(そこまでは同じです)。で、父は僕にマナー教育の一環として少しづつお酒に慣れるよう訓練を始めました。当時、僕の父は毎日のように晩酌をしており、当然僕も毎晩呑むようになりました。最初の約束は、注いだビールの泡の部分だけは呑んで良いというものでした。そこで僕はお酌をしますなどと云いながら、シルクハットにミルクを入れるマジックの手捌きよろしく、ビール瓶を高く構えると、父親は慌てて僕の行為を止めようとしました。確かにそんなことをしたらビールと泡の美味しい比率「7対3」が「1対9」以下になってしまいます。父が止めたのは当然です。バーコード親父の頭じゃないっちゅうの〜イヒヒ

制止しながら父は『この子はノンベエになるね〜』と云っていました。まぁその時の僕はちょっと大人になったような気分が楽しかっただけで、ビールの泡だけを呑んで本当に美味しいとは感じてはなかったです。むしろこんな不味いものを何で大人は喜んで呑むのだろう、と思ってました。しかしそんな時期はほんの一時のことで、僕はすぐにお酒をとても美味しいと感じる人間へと変わってゆくのです。



ビールを舐め出した頃から僕は、父に連れられて「炉端焼き屋」へと行くことが多くなりました。そういった店では好物の「オムライス」や「ハンバーグ」など出てくるはずもなく、メニューを探してみても想像も出来ないような名称の食べ物ばかりしかありません。しかし育ち盛りの少年ですから、好きなものがないからといって何も口にしないで済むわけはありません。周囲の大人たちが『美味い、美味い』というものを注文して、チャレンジしてゆくことにしました。そして恐る恐る口に入れ、慎重に噛みながら子供が食べても大丈夫か確認しつつ、いろんな食べ物の味を少しずつ覚えてゆきました。

そんな中で一番のチャレンジになったのは「サザエのつぼ焼」という食べ物でした。そのネーミングから想像した姿が異様に恐ろしい物に感じられ、注文した時点から僕の中には強い緊張が走っていました。何せ、当時僕の大好きだったアニメのキャラクターが焼かれて出てくるように思えましたからムニョムニョ

目の前に置かれたそれは見た目からしてとてもグロテスク。まるで中に怪獣が入っているかのような感じにも見えました。しばし固まったままになっている僕を見て、父はその怪獣の卵のようなものを手にすると箸で中を何度かえぐると、一気に引っ張り出したのです。するとそこには青くて灰色の・・・・。僕はもう少しで気を失いそうになりました。その時思ったのです。やっぱり名前から感じたイメージはあながち間違っていなかったとたらーっ

それでもお酒で少し酔ってくると自分の苦手意識を閉じ込めて何とか食べることが出来ました。実際に食べてみると不思議なくらい美味しく感じられたのですラブラブ

『大人の階段のーぼる、君はまだシンデレラさ。幸せは仲居がきっと運んでくれると信じてるね。食べず嫌いだったといつの日か、想う時がくるのさ♪』大人に早く近づきたかった僕は次々と難問にチャレンジをし、見事クリアしていったのです。



ツマミを覚えるとお酒が美味しくなり、お酒を呑むとツマミがまた美味しくなります。そんなわけで『ビールの泡だけ』というところから始まった僕とお酒とのお付き合いは、いつしか『コップ一杯までなら』『瓶一本までなら』と続き、やがては『休みの前なら』と、まるで普通の大人のような呑み方になっていました。とは言え、『家で呑んでも親が一緒でない時は外では呑まない』という父との約束だけは成人するまで守りました。

やがて僕は大人になり、父が望んだ通り、人様に迷惑をかけたり、言い訳をしたりしない人間になりました。お酒を呑んだ時だけはなたらーっ
| gourmet | comments(1) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
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なんて大人な子供…!でもビールの泡は経験者たくさんいそうですね。私も泡が楽しくて親にもらってました。なんか今日は最後、ワルになってますね〜(笑)
posted by まな | 2006/04/01 2:08 PM |
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