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「古都 奈良」 〜 西方見聞録 vol.11 04:47
 今回の旅をする間に沢山の写真を撮りました。今、それらをこのブログに掲載する為にパソコン上に並べて改めて見返すという作業をしています。そうすると写真が引き金になってその映像と共に撮影していた時に感じた様々な事柄も心の中に甦ってきます。それは写真の大きな楽しみのひとつでもあります。

 奈良で撮った写真を眺めていて思い出すことは、それらがとても懐かしく感じられたということ。それは「とても心が落ち着く」という感覚。まるで久しぶりに懐かしい場所へと帰ってきたかのようなリアリティを伴った感覚でした。

 実は、僕が奈良を訪れるのは初めてのことではありません。前に来た時は三十年前の高校の修学旅行の折りのこと。その時には「世の中には大層な大仏があるもんだな」という感想以外に特に心に残ったものはなかったように思ったのですが、その後、年を重ねてゆくうちに、いつかまた訪れてみたい、という思いが僕の中に生まれてゆきました。でも本当は三十年前にも“何か”を感じとっていたのかもしれません。ただその時は具体的な言葉にはならなかっただけなのかもしれないと思ったりしています。

 最近のことですが、ブログに掲載する際の画像処理について、まだその技法は稚拙ではあるのですが、加工なども施しています。その場合、僕は「目で見えていた色を再現する」というより「心に映っていた印象を再構築する」ということを大切にしようと考えながらに行うようにしています。時としてそれは大きな色調の転換や大胆なトリミング作業を行うという方向へと僕の心を向わせることもあります。

 奈良での写真は基本的に僕の中で“モノクロ”でした。撮影時はカラーだったのですが、心象風景を“再構築”している過程で“モノクロ”が一番しっくりとくるのです。古くからそこにある物だから懐かしさを感じさせやすい色調を選んだわけではなく、僕と奈良との接点という意味での“必然”がそうさせたように感じます。

 遠い思い出ほど色の記憶が抜け落ちやすくなってゆくものだと僕は思っています。つまり僕は、僕の心の中の奈良は遠い記憶の中にもあったのではないか、と感じているということなのです。それは三十年前に何気に観ていた風景なのかもしれませんし、もしかするともっと遠い昔、僕が今の人生を始めるずっと以前に観ていた風景「魂の都」なのかもしれないとも思っています。もしそうだとしたら奈良は僕にとって「大切な場所」であるかもしれません。いつかもう一度訪れ、そのことを確かめてみたいと、今の僕はそんな風に思っています。もし本当に「魂の都」であったなら、きっとまたその時の僕の心にも必要な何かを語りかけてくれるのかもしれませんから。

 “遠い過去”のことは正直、僕にははっきりとはわからないことですが、例えそれがいずれであったとしても、奈良という町が僕にとってこの上なく居心地の良い、もっとも好きな場所のひとつであることはもはや疑いようのないこと。この次はもっと長い時間を共にしてみたいです。
| column | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
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