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「Ingrid Fuziko Hemming & Artis Quartet of Vienna」 23:42
 2006年10月29日、東京国際フォーラム(A-hall)にて行われた「イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテット」のコンサートを聴いてまいりました。

 フジコ・ヘミングさんの音楽について、僕は以前に少しだけ耳にしたことがあるというだけでじっくりと腰を落ち着けて聴くのは今回が初めてという状況でした。彼女の場合、その生い立ちや境遇といった話ばかりが社会では先行してしまいがちなようで、今日の会場にもクラシックの生のコンサート自体観るのは初めて、という方が多かったように見受けられました。そんな方々のマナーの無さを、困ったものだ、と云わんばかりに怪訝そうな表情で睨んでいる年配の方もいらっしゃいましたが、音楽以外の部分も含めてフジコ・ヘミングさんという存在に興味を持ち、その音楽の素晴らしさに感動し、やがて会場にまでわざわざ足を運んで下さったのですから、それはもう本当に凄いことです。音楽の仕事に携わる自分にとってはとても在り難いことでもあります。そういった意味でも音楽の世界に果たしている彼女の貢献度というものは非常に高く評価されるべきものがあると思います。

 プログラムはそうしたことも考慮されてということなのか、熱烈なクラシック・ファンで無くともどこかで耳にしたことがあるような楽曲が所々に用意され、とても親しみやすい構成になっていたと感じました。僕自身も曲名が分からないものもあり、当日配布されたプログラムのおかげで気に入った楽曲を確認出来たりもしました。

 コンサートの第一部は弦楽四重奏団“ウィーン・アルティス・カルテット”によるウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」から始まりました。初めて聴く演奏でしたが、非常にコンビネーションの良い、小気味良い程にまとまった演奏を聴かせてくれました。特に二重唱「あそこで手を取り合い」、終曲「あぁご主人様・・・後生です!これが悪人の最後だ!」は秀逸!

 彼らの洗練された演奏の後はいよいよ“イングリット・フジコ・ヘミング”の登場。前半はフレデリック・ショパンの曲を四つ。その後にフランツ・リストの曲五つを独奏しました。以前に彼女のプレイを聴いた時に抱いた印象よりもかなりソフトであった気がしました。それはこの日だけのことなのか、それとも彼女自身が変わったことなのか、それは分かりませんけれども・・・・。そんなことを感じられるのも生の楽しさのひとつです。

 僕が素敵だなと感じたのは二曲目の「ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64―2」、四曲目の「エチュード ヘ短調 遺作」、五曲目の「エチュード ハ短調“革命”作品10−12」。そして圧巻だったのが最後に演奏した「ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141−3」です。僕は彼女の奏でる音楽には、人間が生きることの気高さと愛を抱く人間の温かさ、というものを感じます。そういった意味で、僕にとっては、とても豊かな気持ちにさせてくれる心地よい音楽でした。

 休憩を挟んで第二部は“イングリット・フジコ・ヘミング”と“ウィーン・アルティス・カルテット”の協演によるショパンの「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」。個性の違う音楽性がひとつになった“融合”という、ジョイント・コンサートの醍醐味が存分に楽しめたとても良い演奏でした。アンコールにはブラームスの「ハンガリー舞曲」の中でも一番親しまれている「 第5番」。そして最後のヨハン・シュトラウスの「ラデッキー行進曲」では会場中で手拍子が鳴り始める程、緊張感というよりも温かさが溢れていたコンサートでございました。※でも会場にはいろんな方がおいでになっていらっしゃるから、今度はちょっとだけマナーも覚えておこうね。


イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテット
               /東京国際フォーラム(プログラムより)

     第1部 

 ウィーン・アルティス・カルテットによる

  歌劇「ドン・ジョバンニ」(弦楽四重奏版、1804年編曲より)
      序曲:アンダンテ・モルト・アレグロ
     二重唱:「あそこで手を取り合い」
     アリア:「みんな楽しく、お酒を飲んで」
     アリア:「我が心は、ただ君の幸祈り」
      終曲:「あぁご主人様・・・後生です!―これが悪人の最後だ!」

 イングリット・フジコ・ヘミングによる

  フレデリック・ショパン
     ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9―2
     ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64−2
     エチュード ヘ短調 遺作
     エチュード ハ短調「革命」作品10−12

  フランツ・リスト
     ため息(3つの演奏会用練習曲 S.144−3)
     いずこへ(シューベルト:歌曲トランスクリプション S.565−5)
     春の宵(シューマン:歌曲トランスクリプション S.568)
     パガニーニによる大練習曲 第6番「主題と変奏」S.140−6
     ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S141−3)

     第2部

 イングリット・フジコ・ヘミング&ウィーン・アルティス・カルテットによる

  フレデリック・ショパン
     ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
        第1楽章:アレグロマエストーソ
        第2楽章:ロマンツェラルゲット
        第3楽章:ロイドヴィヴァーチェ
| live | comments(0) | trackbacks(1) | posted by 和栗卓也
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今日は、興味のない方、スルーしてくださいね。奇跡のピアニスト イングリット・フジコ・ヘミングさんここ、数年これだけは、行っているんです。(今回は、...
| kashiの毎日お出かけ気分・気ままな日常 | 2007/04/24 9:26 AM |
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