It's my melodyいつか君の夢 かなえるために 今日を生きているよ 忘れないで
すべてのこと 今 思いのままに そして きっと明日のために

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五年前 01:25
 「タイム・マシン」という言葉で思い出したことがあります。それは五年前のあの「9.11」の夜のこと。その日は練馬区の平和台という所から豊島区へと引越しをする日でした。僕は昼からせっせと荷造り。午後になってYOGAファイヤーがお手伝いに来てくれました。おおよその荷物の整理がついた頃、一息入れようとテレビのスイッチを入れてみたところ、番組が臨時ニュースに切り替わり、あの惨劇が映し出されたのです。僕等は二人ともまるで心の中に凝固剤でも注入されたかのように固まってしまい、言葉を失くしていました。しっかり目で見ているつもりなのですが正直、何が起こっているのか、僕の脳の中ではちゃんと理解出来ない状況でした。実際に現実と認識出来るまでには随分と時間が必要だったのです。それはもしかすると、どこかで事実として受け入れることを拒否している部分が僕の心の中に強くあったからなのかもしれません。少し落ち着いてから感じたのは、言い知れぬ「深い虚しさ」でした。
 
 ― 文明の象徴とも云える建造物が一瞬のうちに多くの人命と共に崩れ去るのを目撃してしまう ― そんな稀有な体験をたまたま偶然に共有してしまった僕等の間には何か不思議な空気感が流れていました。はっきり言って、あの時は物質文明のはかなさが完全に心を支配していて、もう引越しの荷物のことなんて僕にはどうでも良いことのように感じられました。そんなわけで、荷物を表に運び出しながら『これいいですね』と云うYOGAの言葉に対して『気に入ったなら持って行っていいよ』と僕はあっさり答えてました。そんな会話が何度が繰り返され、ふと気がつくと僕のリヴィングにあった、ほぼ新品と云える美しい家具たちはそのほとんどがYOGA家へと嫁いでゆくという約束になっていました。

 元々が希薄ではあったのですが、年を重ねて僕の「物」への執着心はさらに薄れました。その代わりというわけではありませんが「形のないもの」や「目に見えないもの」に対する興味は増大しています。言い換えれば「人を本当に幸せな気持ちにさせてくれるものとは何か」また「不幸な気持ちにさせるものとは何か」ということをいつも考えるようになったのです。もしかしたらこの五年の間にも僕の心の中は大きく変化したのかもしません。そんな今の僕が確かだと思えることは、そうしたことを思い描いている時の心の内にこそ人は「平安」や「幸福」を感じられるのだということ。僕にとって「9.11」は「本当に失いたくないもの」を思い出す日なのです。
| spiritual | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 和栗卓也
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