僕は小さい頃から星を眺めているのがとても好きでした。特に星のたくさん見える冬の夜空が好きです。小学校の頃は家には風呂が無く、銭湯通いだったのですが、帰り道に美しい星空を見るのと湯上りのコーヒー牛乳が楽しみで、毎日喜んで銭湯通いをしていました。時にはあまりに綺麗な星たちの光に見とれて風邪を引いてしまったり、見続け過ぎた余り、首が軽い鞭打ち症のような状態になったりもしました。35年位前の千葉県松戸市の辺りではまだたくさんの星が見えたものです。
小学校の高学年から僕は深夜のラジオ放送に嵌り、それから急激に視力が低下し、それにつれて夜空を見上げることが少なくなってゆきました。けれども二十歳になった頃、当時付き合っていた女の子にせがまれ、渋谷の「五島プラネタリウム」へ一緒に行ったことがきっかけになって、僕はプラネタリウムの虜になってしまいます。東急文化会館へは幾度行ったことでしょう。
実は僕が眼鏡を掛け始めたのも「プラネタリウムをもっとよく観たい」ということがその一番の理由です。星を観ている時の僕は本当に幸せそうな顔をしているようで、一緒に行った人にはよくそんなようなことを言われました。
あと僕がよく行ったのは「サンシャイン・プラネタリウム」。「五島プラネタリウム」が閉館した2001年の春以降は池袋近辺に住んでいたこともあってちょくちょくと行っていましたね。ついでに「サンシャイン水族館」にも・・・・。そんでもって「ナンジャタウン」で餃子も・・・・。
「プラネタリウムはデートには絶好な場所」と思っていらっしゃる方も多いでしょう。が、僕にとってはそういう場所ではないんですね。というのは、あまりに星に気持ちが行ってしまうので、連れの女性に関してはその存在さえも忘れてしまいそうになるのです。そういう部分は少しも成長していないかもしれませんね、僕は・・・・。
映画を観ていてもスポーツを観ていても感動すると僕はよく泣いてしまうし、その世界にどっぷりという感じです。何といっても僕は感動すること大好きですから。
最近はプラネタリウム自体とんとご無沙汰です。近いうちに何処かのプラネタリウムに行ってみたいなと思っています。どなたか素敵な場所をご存知でしたらこっそり教えて下さいね。